#015ニードルパンチで作るシロクマのぬいぐるみ

Reiko Ogata

今月手作りするのは、羊毛フェルトの
シロクマの小さなぬいぐるみ。
ふかふかであったかくて、
ファニーな表情がなんともチャーミング!
プスプスとニードルパンチを刺す時間も
ほっこりとしたひとときです。



Image Movieシロクマのぬいぐるみの作り方

HOW TO MAKE

用意するもの

■材料 
体長約8cmのシロクマ1体分
オフホワイトの羊毛 10g
黒(染色ロムニーのスライバー)
グレー(ゴッドランド)
ライトグレー(手作りメリノ)
■道具 
ニードル(中針)
亀の子たわし3号
小ばさみ
カーペット用のすべりどめ

  • 羊毛を部位ごとに分ける。

    体(尻尾)、手、足はそれぞれ芯と肉づけ用(白)、耳(白)、耳穴(黒とグレー)、目と鼻(黒)、口周り(グレー、ライトグレー、白)、鼻の盛り上がり(白)の部位別に羊毛を分けておく。

  • マスキングテープの上もペイント!

    芯に肉付けをしていく。

    手の芯用の羊毛の端1cmを残した場所から、肉づけ用の羊毛を薄く伸ばしながらしっかりと巻き付けていく。

  • 半分を一度刺し固める。

    ぐるりと1周しながらまんべんなく刺して。

    半分くらいまで巻き付けたら、巻き終えた部分をニードルパンチで軽く刺し固める。ニードルパンチは、滑り止めを敷いたたわしの上で行うこと。

    ぐるりと1周しながらまんべんなく刺して。

  • 手同様に足も仕上げる。

    手は長さ約11cm、足は約9cm。

    残りの半分も同様に巻き付けて、刺し固める。さらに足も同様(②~④)に行う。

    手は長さ約11cm、足は約9cm。

  • 手足を体につける。

    手は芯の真ん中あたり、足はその下約2.5cmの位置に。

    体の芯用の羊毛に、刺し固めた手と足を並行に並べて、それを挟むように体の芯は頭の分を少々残した上半分、下の端を手前に折り込む。

    手は芯の真ん中あたり、足はその下約2.5cmの位置に。

  • 手足頭の土台を刺し固める。

    ニードルパンチを刺しながら頭は少し丸く、手足の位置や形を決めて整えていく。

  • 体や頭を肉づけ。

    体用の羊毛(尻尾分を少し除く)を薄く伸ばしながら、頭や体にしっかりと巻き付け、ニードルパンチで刺して、体を整えながら固くしていく。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

  • 耳をつける。

    耳の白い羊毛をニードルパンチで軽く刺して丸く整え、さらに刺しながら頭に取り付ける。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

  • 鼻、口周りの仕上げ。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

    白い羊毛を足して鼻周りを少し高くしたら、グレーとライトグレーの羊毛をほんの少量とり、あらかじめ指でブレンドしてから薄くぼかすように刺す。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

    肉付けは全体のバランスをみながら。

  • 目と鼻をつける。

    余分な羊毛ははさみでカットしながら、黒い羊毛を刺して鼻と目を描く。

  • シロクマできあがり!

    後ろ側の両足の付け根の間に、耳と同じ要領で尻尾を取り付ければ完成!

Let's try!

Studio CLIPの手づくり部メンバーもシロクマ作りにトライ!

  1. 今回参加したのは、プレスアシスタントの酒井さんとアパレルアシスタントの山本さん。酒井さんはニードルパンチ初心者、山本さんはキットを購入して簡単なブローチを作ったことがある経験者。とはいえ、動物の作り方はいろいろな方法があり、まずは腕の肉付け方法を緒方さんがレクチャー。2人の表情は真剣そのもの!
  2. 針をプスプスと刺す感触が「なかなか気持ちいいです!」と酒井さん。とはいえ、「体を形づくっていくのが、思ったようにいかなくて意外と大変ですね……」とも。
  3. 先生が作ったシロクマをお手本にしながら、丁寧に針を刺していく山本さん。最後の仕上げの段階では、「目で表情が決まるから、どんな風にいれようか緊張します」。
  4. 完成!「無心になれてすごい楽しかった! どこかに飾ってもいいし、キーホルダーのパーツをつけてもよさそうですね」と大満足のお二人。
できあがりました!
「同じ材料を使って、同じ時間をかけているのに、こんなに違うとは!(笑)」という2人の作品。左の立体的で少しだけリアルなシロクマが山本さん作、右のファニーフェイスなシロクマが酒井さん作。



PROFILE

緒方伶香

テキスタイルデザイナー。美大卒業後、印刷会社のアートディレクター、子供服のテキスタイルデザイナーとして活躍。現在は、東京・吉祥寺にある、紡ぎ車と世界の原毛の店「アナンダ」のスタッフとして羊毛に親しみつつ、ワークショップを開催したり、羊毛のある暮らしを雑誌やテレビなどで紹介。著書に「羊毛のしごと+」改訂版(9月26日・主婦の友社)、「羊毛フェルトの教科書」(誠文堂新光社)がある。新刊「手のひらの動物 羊毛でつくる絶滅危惧種」(主婦の友社)が11月28日に発売。hopetosa.com