HAND CRAFT

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#007マクラメのプラントハンガー

KANAE ISHII

手作りをする時間は、楽しくてワクワク。
手作りのある空間は、あったかくて優しい。

第7回目は、インテリアスタイリストの石井佳苗さんが
マクラメのプラントハンガーの作り方を教えてくれました。

リビングにデッキ、玄関まわり、寝室……。
至るところにさまざまなグリーンがちりばめられて
リラックスムード漂う石井佳苗さんの自宅。
なかでも印象的なのは、自分で編んで作ったという
マクラメのプラントハンガーに入ったグリーン。
上から吊り下げられたグリーンはインテリア性が高く、
空間にリズムを作り出しています。

石井さんがこのマクラメのプラントハンガーを
本格的に作り始めたのはここ1年くらいのこと。
「2013年の秋にアメリカのポートランドを旅した際、
現地に住んでいる人のお家にお邪魔する機会があって。
その方がマクラメのプラントハンガーを使って
とても素敵にグリーンを飾っていたのです。
伺ってみたら、自分で編んで作っているということ。
翌日に再訪問して、編み方を教えてもらいました」。

帰国後はワザをブラッシュアップさせて、
自分のモノにした石井さん。
今では不定期でワークショップを行い、
各地で大盛況となっています。

「基本のしくみを理解して、編み方をマスターすれば、
あとは自分なりにアレンジしてもOK。
編み目を増やしたり、少し緩めに編んでみたり、
フリンジを長くしてみたり。
好きなようにデザインすればいいんです」

それは使い方も一緒。
飾るものは、植物でも花でも、
あるいはグリーン以外のものでも、
そして器も植木鉢にこだわらなくても全然OK。

グリーンのある潤いある暮らしを
自由に、もっと楽しむために、
自分らしいプラントハンガーを作ってみませんか?



多肉植物の寄せ植え方法

HOW TO MAKE

(a)ねじり編みの編み方

  • 4本のロープを1セットに。
  • Aは矢印のように真ん中2本のBCの上を通り、Dの下にくぐらせて先端を外側へ逃す。
  • Dは矢印のようにBCの下をくぐらせてから、Aの上を通って先端を外側へ逃す。
  • AとDの端はサイドに、BCは下に引っ張りながら、結び目をきゅっと締める。

(b)平編みの編み方

  • ねじり編みを1回行う。
  • Aのロープの端はBCの上を通って、Dの端の下をくぐらせる。
  • Dのロープの先端はBCの下をくぐらせ、左側にできているAの輪っかに下から上へ通す。
  • AとDの端はサイドに、BCは下に引っ張りながら、結び目をきゅっと締める。

HOW TO MAKE

用意するもの

綿ロープ 約320cm×6本、約50cm×2本
リング
木工用のり
はさみ

  • リングに320cmのロープ6本を引っ掛けて、ちょうど真ん中で半分にする。
  • 50cmのロープ1本をとり、片方の端でくるりと輪っかを作る。
  • ①の根元に②の輪っか部分を当てて、その上から50cmロープの残りをぐるぐると巻きつける。
  • 巻きつけた50cmロープの端を輪っかに通してから下へ、そして上から一方の端は上へ引っ張って、結び目をぎゅっと締める。
  • 結び目からはみでた50cmロープの両端をはさみでカット。
  • ほどけてこないように両端を木工用のりで固めながら、結び目の中に入れ込む。
  • 全12本のロープを3等分する(1セット4本)。
  • 1セット目の4本でねじり編みを20回行う(ねじり編みのやり方はa参照)。
  • だんだんロープがねじれてくるので、やりにくくなってきたら自然にロープを回転させてOK。
  • 約10cmあけて平編みを6回(平編みのやり方はb参照)。その際、中の2本と短くなっている外側の2本を入れ替えて、長さを調整する。
  • 少しあけて、さらに平編みを6回。そして、少し開けて平編み1回×3をするとこのデザインに。
  • 残りの2セットも、1セット目と同様に編んで3セット作る。
  • 2セットをとり、8本のロープのうち自然に隣り合う各セット2本ずつを真ん中で取る。
  • ⑬で取った4本のロープを使って、最後の編み目から約15cm下の位置で平編みを1回する。
  • 残りのロープも同様に、3セットの結び目を作る。
  • さらに5cm下の位置で、⑬同様、2セットをとり真ん中4本で平編みを1回する。
  • 残りのロープも同様に、3セットの結び目を作る。
  • さらに5cm下の位置ですべてのロープを1つに束ねて、50cmのロープを使って①?④同様の作業を行う。
  • 50cmロープの上の余分な部分はカット。木工用ボンドでほどけないように固定し、結び目に隠す。ただし、下に出る端はフリンジになじませるのでカットしなくてOK。

PROFILE

石井佳苗

いしい・かなえ●インテリアスタイリスト。雑誌や広告などで活躍するかたわら、女子向けのおしゃれなDIYを提案するWEBマガジン「LOVE customizer」を主宰。そのサイトから生まれた著書「Love Customizer簡単! インテリアDIYのアイデア」(エクスナレッジ)、そして近著「インテリア練習帖」(宝島社)も好評。



石井佳苗さんが提案!

プラントハンガー活用術

WECKのガラス容器

プラントハンガーといえば鉢植えのグリーンが定番だけれど、ガラスのフラワーベースをに水を入れて切り花や枝をディスプレイしても素敵。ルックスがみずみずしく軽やかな雰囲気になり、気分に合わせて生けるものを自由に変えられるのも魅力です。

プリントマグカップ

鉢植えを入れると、重くて吊り下げる場所がない……。そんな時にはエアプランツを飾ってみて。土がなくても育つ植物だから、そのまま飾ることができて軽量。ボリュームのある見た目のものを選べば、インテリアとしての存在感も高まります。


ウッドボウル

賃貸マンションなどに住んでいる場合、天井や壁にネジ穴をあけて直接フックを取り付けるのは難しい。そんな時には、ハンガーフックなどを活用して引っ掛ける場所を確保。軽いエアプランツを飾ったものならば、押しピンなどでも留めることも。

白いホーローボウル

プラントハンガーというだけあり、グリーンを飾るのが基本。とはいえ、かごを受け皿にしてキッチンでは食材をストックしたり、寝室では雑貨を飾ってみたり……アレンジは自由! 創造力を膨らませて、使い方をあれこれ考えてみるのも楽しいものです。