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vol.18  |  HIMMELI

vol.18 「ヒンメリ」

「幸運のお守り」として北欧で愛されるヒンメリ。
風に吹かれてクルクル回る姿を見ていると、
時の流れがゆっくりと穏やかに感じられます。

今月の作家さん

大岡 真奈さん

何気なく手に取った雑誌でヒンメリを目にし、幾何学模様の美しさに一目惚れ。勤務していた小学校を思い切って退職し、ヒンメリ作家となった。主に関東近郊でイベントやワークショップを開催し、多くの人にヒンメリの魅力を伝えている。
ブログ「ヒンメリのおか」http://ameblo.jp/himmelinooka/

HOW TO MAKE

用意するもの

用意するもの

材料

  • ・ストロー(写真は口径3mmのもの)
  • ・綿の糸(写真はレース糸。綿100%のものが良い)

道具

  • ・はさみ
  • ・定規
  • ・長めの針

STEP01

STEP01のイメージ

ストローを切る

12本の辺で成り立つ八面体がヒンメリの基本のかたち。まずは、同じ長さに切り揃えたストローを12本作る(写真は5㎝)。綿糸は、一辺の長さの13倍に、天井から吊るしたい分(50㎝前後)を足した長さに切る。(例:1辺が5㎝の場合、糸の長さは、5㎝×13+50㎝=115㎝となる)切ったストローを横に並べて、糸の長さを測る目安にすると分かりやすい。※動画参照

STEP02

STEP02のイメージ

三角形をつくる

針に糸を通し、ストローを3本通す。糸の端を5㎝ほど残した状態にして、ストローで三角形をつくり固結びをする。

STEP03

STEP03のイメージ

新しい三角形をつくる

さらに2本のストローに針を通し、先につくった三角形の一辺と合わせて新しい三角形をつくる。このとき、最初につくった三角形の内角に針を通して2つの三角形を繋ぎ合わせる。

STEP04

STEP04のイメージ

2つの三角形を固定する

新しくできた三角形の内角に針を通し、2つの三角形をしっかりと固定する。

STEP05

STEP05のイメージ

緩まないように糸を引っ張る

2つの三角形を繋ぎ合わせた角を指で押さえて、キュッと糸を引っ張る。こうすることで糸が緩まず美しい形ができあがる。

STEP06

STEP06のイメージ

さらに三角形をつくる

③〜⑤の作業を繰り返し、三角形を5つ横に繋げていく。

STEP07

STEP07のイメージ

5つの三角形+1本の状態をつくる

5つの三角形ができたら、1本ストローを通しておく。

STEP08

STEP08のイメージ

糸の端を合わせる

両端の糸と糸を合わせる。

STEP09

STEP09のイメージ

立体をつくって固定する

糸の端を2回固結びしてしっかり固定する。この工程で平面から立体になる。

STEP10

STEP10のイメージ

最初の三角形に針を通す

固結びした箇所から、三角形の頂点に向かって針を通す。

STEP11

STEP11のイメージ

両脇の三角形を折りたたむ

両脇の三角形を起こして角を合わせ、八面体になるように整える。合わせた2つの三角形の頂点に糸を通して繋ぎ合わせる。

STEP12

STEP12のイメージ

玉結びの要領で結ぶ

八面体の頂点で玉結びをするように結ぶ。(立体の外側に糸で円を作り、立体の内側からその円に向かって針を通す)

STEP13

STEP13のイメージ

八面体をつくる

通した糸を引っ張って結び、八面体を固定する。

STEP14

STEP14のイメージ

短い糸をストローの中に隠す

吊るす用ではない短い糸を2㎝ほどに切り、ストローの中に入れて見えないようにする。

STEP15

STEP15のイメージ

大小2つの八面体を用意する

大きさの違う八面体をもう一つ用意する。写真の大きいサイズは一辺12㎝で作成。

STEP16

STEP16のイメージ

2つを結んで組み合わせる

小さいヒンメリを入れ子にして、吊り下げ部分を残して結ぶ。大小の横の辺が重なるように高さを調整すると美しく見える。

STEP17

STEP17のイメージ

すべての頂点を整える

ストローが内側に入り込んでいる場合があるので、歪みをひとつずつ指で整える。

Finish
完成!同じ八面体でも、大きさの組み合わせ次第でいろいろな表情を見せてくれる。ストローの長さに変化をつければ、左のような雫型にも。
お好みでクリスタルをつけると、より一層ラグジュアリーに。

INTERVIEW

  • 大岡真奈さん
  • 作品イメージ

影までも美しい癒しのモビール

studio CLIP
今回は基本中の基本である八面体を教えていただきました。アレンジしてもっと楽しむ方法はありますか?
大岡さん
同じ八面体でも、大きさの違うものを複数作って飾れば存在感が出ますね。また、上下にいくつも連ねていってもいいですし、好きなように組み合わせて楽しめますよ。ストローの色を変えてもかわいいですね。黄色や青は夏にピッタリですし、ストライプや柄のついたストローでつくると、元気でポップな印象になります。
studio CLIP
それにしても、ストローで作れるとは驚きです。飾ると部屋の印象がガラッと変わりますね。
大岡さん
そうですね。「ストローに見えない」とよく言われます。部屋に飾るとゆらゆらと動くヒンメリの姿を通して空気の流れを感じることができ、とても癒やされます。フィンランドでは主にクリスマスの時期に飾られていますが、このさわやかな季節に涼やかなヒンメリを楽しむのもいいですね。夜は照明によって浮かび上がるヒンメリの影が幻想的で、お部屋の印象がグッと変わります。
作品イメージ
studio CLIP
複雑な形をした作品はどのように作っていくのですか?
大岡さん
図面を書いたりはせず、手を動かしながら考えることが多いです。たまたま通す順番を間違えたことから新しい形に発展することもあります。ヒンメリは中学校の数学の教科書の「多面体」の学習部分にも取り上げられているんですよ。楽しく学べるので、小さなお子様にもヒンメリ作りはおすすめです。親子で楽しめるハンドクラフトですね。
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